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FGエコライン/エコレーサーの整備
はじめに エコは新車が良く走るといわれますが、正にその通りで全身消耗品のカタマリともいえます。

一定のコンディションを維持するにはこまめな点検が大切ですが、この「柔らかさ」は「適当セットでもそれなりに良く走る」ということにもつながり、コンペティションモデルとはちがうおおらかな性格を生んでいるという面もあります。

オークションなどで購入したユーズドカーなどの場合、一見何ともないようですが、整備が行き届いていなかったり長い間走行していないなど、条件はさまざまです。同じ楽しむなら、すこしでもよく走るマシンのほうが何倍も楽しいはず。各部を一度しっかり点検整備すれば、走りもフレッシュに生まれ変わります。

エコの能力を最大限に生かすには
1、駆動系は出来るだけ金属部品に変えて剛性確保!
2、足回りやゴム部品は消耗品と割り切って最低の部品を定期交換

の2点が重要です。
レース規定などで制限されるものもあるので、主催者に確認することが重要です。

樹脂パーツはクラッシュなどによる変型以外にも紫外線での劣化などもあります。直射日光をさけ、バスタオル1枚かけておくだけでも劣化防止の効果があります。あるメーカー開発担当者にうかがったところでは、樹脂にも保水性能があり、適度の湿気が強度や柔軟性を保つことにつながり、長期間の保存のさいはビニール袋に霧吹きしてしまっておくのもよいということです。これらの特性を頭においれておきましょう。

さて、順を追って整備のコツを御案内してゆきましょう。
ねじれ、まがりのチェック、スムーズな回転を得るなどはもちろんですが、まずは左右をそろえることが大前提。クルマの基本は左右対象と考えて各部をチェックしましょう。
(写真クリック=拡大 分解組立ての順とはなっていません。)

分解のコツ

分解するときのポイント

分解整備はフロント、リヤ、というようにブロックに分けておこなうと整理もしやすく作業も楽です。一度に全部ばらばらにしてしまうとどこにどのネジを使っていたかなどがわからなくなりがちです。
百均などで売っている大きめの製氷トレーなどを使い、はずした順におおまかにネジなどを区分しておくと分かりやすいのでおすすめです。組むときはその逆をたどってゆけば間違いはなくなります。


フロント
ウィッシュボーン・シャフト
ウィッシュボーン・シャフトのまがりをチェック!
ウィッシュボーンのガタを減らし、剛性を確保する事がエコのハンドリング維持のポイントです。樹脂性のアーム類は長年の使用で剛性は落ちます。最近はタイヤがハイグリップになっているため、以前より過酷な状態になっています。

ウイッシュボーンシャフトを引き抜く時にかなり力がいった、というときはシャフトがまがってる事があります。シャフトを転がしてチェックしてみましょう。エコは樹脂が多いため、多少のまがりでも見た目は変わらず、なんとか動いているので気が付かない事がありますが、動きは渋くなっています。

組むときにウィッシュボーンシャフトを固定するイモネジを締め忘れないよう!

アップライト
ホイールハブ
ボールリンク

アップライトまわりはクリアランスがポイント
1. 
アップライトとホイールハブにわずかな遊びが出るようにセットしましょう。横方向のクラッシュなどでハブがずれ、ベアリングを押していたり、ハブの固定があまいままホイールナットをどんどん締めてベアリングを押している事もあります。アップライトのナックル部分につくステアリングストッパーのとりつけビス、タイロッドのネジ部分からまがっている事もよくあります。

2. ウイッシュボーンのボールジョイントは次第にガタが大きくなります。ボール部分でアームが上下にかたかたと動くようなら、せめてロワ側だけでも新品に交換したいところです。ボールのガタが大きくなると、コーナリング中、外側のタイヤがばたばたと暴れるのですぐにわかります。またウィッシュボーンとボールジョイントをつなぐターンバックルの穴が拡がっていないかチェックしましょう。ここが抜けるトラブルをよく見かけます。特に夏場の熱い時期には樹脂が非常にやわらなくなっているので、大きなクラッシュのあとは要注意です。レーシングトラックなどバネ下が重いクルマは特に注意が必要です。

3. ベアリング自体にガタが出ていたら回転のスムーズさを損ねるだけでなく、対衝撃性もかなり落ちています。 交換しましょう。ハブのベアリング脱着のさい、ななめに入ってしまわないよう、できれば専用のツールを使いましょう。2個のベアリング間にカラーがはいるのもお忘れなく。キングピンのボルトは曲がりがないかチェックし、ネジロックをしておきましょう。※写真;FGマウンティングツール


バルクヘッド
スタビ
ショックアブソーバー
1. バルクヘッド
バルクヘッドも度重なるクラッシュなどで変型します。またシャーシ裏からのタッピングビスのネジヤマもあまくなるため、頻繁に増し締しないとすぐ緩むような場合は交換します。長いビスに変更することも当座は効果がありますが、新しいネジヤマ分しか効いていないので、根本的な解決にはなりません。

2. スタビライザーバー(※前後共通)
クラッシュのあとマシンを見たら、ボディ内側のとんでもないところにタイヤがあたっていた、という経験がおありでしょう。クラッシュ時には各部が想像以上の変型をしています。スタビライザーバーもねじれている事があるので、たいらなところでねじれをチェックしましょう。

3. ショックアブソーバー(ダンパー)(※前後共通)
とりはずしたらまず目視点検。下側のスプリングの受け皿にかなりオイルが漏れている場合(写真)、Oリングの劣化が考えられます。交換するばあいはダンパーグリースを塗って組むとシーリング効果が高まります。ダンパーグリースはピストンほかダンパー内部すべてに使えます。
ダイヤフラム(ラバー製の帽子のような形のもの)は消耗品です。ちぎれかけたりへこんだりしていたら交換しましょう。
ケースはよくクリーニングします。シリンダー外側のスプリング調整ダイヤルのネジヤマは歯ブラシなどで清掃し、むりやりねじ込むことのないようにしましょう。アルミどうしなので一度噛んでしまうと溶着してしまいます。清掃後フッ素系の潤滑剤などを薄く塗っておくとよごれにくくもなり、スムーズさを維持できます。オイルを交換するときはピストンを最下端までさげ、ケース内側に彫ってある細いラインまで入れます。


ブレーキ
ステアリング角
バンパー

ブレーキの左右バランスを調整しよう
ブレーキをかけるとステアリングがとられる、という場合(ピットインなど中速以下でよくわかる)、ブレーキの左右の効きがそろっていないと思われるため、練習走行などでブレーキパッドを止めているキャップスクリューを上下均等に少しずつ(六角レンチの面ひとつぶんくらいずつ)しめて左右をそろえます。正常に調整されたブレーキ(ECOのワイヤー式フロントブレーキ)ならば8kg程度の中トルクのサーボでも十分制御できます。
タイヤを回した時かたかたと音をたてますが、音が大きいときはブレーキブロックとディスクがあたるところが減っていることが考えられます。左右を入れ替える、交換するなどしましょう。

ステアリングの切れ角は適切ですか?
ステアリングを限界まで切れるようにしたからといってクイックなマシンになるわけではありません。
過剰な切れ角はサーボに負担がかかるだけでなく、車速を落とす抵抗にもなります。フルに切った時でもストッパーとウィッシュボーンが触れないよう、最低5ミリ程度の余裕があるようにプロポ側でセットしましょう。左右の舵角もそろえましょう。

バンパー
バンパーをシャーシに固定するビス/ナットにはワッシャを2枚入れるとビスの曲がりがかなり防げます。
できれば3本で固定するようにすると飛躍的にじょうぶになります。


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